松井優征が天下一逃げ上手な少年武将を描く「逃げ上手の若君」1巻発売

「逃げ上手の若君」1巻(帯付き)(c)松井優征/集英社

「魔人探偵脳噛ネウロ」「暗殺教室」の松井優征による新作「逃げ上手の若君」1巻が、本日7月2日に発売された。

週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中の「逃げ上手の若君」は、鎌倉幕府の総帥・北条高時の次男として生まれた北条時行を主人公に描く、史実をベースにした逃亡譚。北条氏本家の力が衰えた鎌倉幕府では、足利高氏が若き守護神としてもてはやされており、逃げるのと隠れるのだけが得意な時行は周囲からまったく期待されていなかった。そんな中、高氏が謀反を起こしたことで、時行は逃げて英雄になる道を歩んでいくことになる。

単行本には週刊少年ジャンプに掲載された日本中世の社会や文化、価値観をわかりやすく解説するコラム「解説上手の若君」も収録。また1巻のカバーイラストで時行が着ている着物の柄や背景は、日本画家の朝倉隆文が「逃げ上手の若君」のために描き下ろした作品だ。なお単行本2巻は8月4日に発売される。

松井優征コメント(1巻カバー掲載)

少年時代、ドッジボールで避けるのだけは得意でした。毎回最後の一人に残ってはヒーロー気分に浸ったものです。そんな気分を体現してくれそうな歴史上の一人の少年。彼の一風変わった視点を通して、日本史きってのマイナー時代に皆様が心を馳せるきっかけになれれば30年前と700年前の少年もきっと鼻が高いと思います。